中国深セン、香港、マカオで快適に使える現地SIM

香港、マカオ、深センに行ってきた。
写真もたくさんとっていろいろ記事にしたいことはあるんだけど、今後行く人に役立ちそうな現地SIMをスマホに挿して快適に通信するための情報をとりあえずまとめてみる。

結論:

行く場所が香港だけなら、
「中国移動」「China Mobile(チャイナモバイル)

4日間データ通信無制限、通話SIMのため現地で使える電話番号付き
香港専用。

マカオ、深センなど中国内に行くなら、
China Unicom Hongkong(チャイナユニコム香港)

中国内から香港経由でインターネットにつながるため通信規制なし

eSIM試してみたいなら、
3HK
https://www.three.com.hk/eSIMMall/chi/eSIMMall/index.jsp?lang=eng
iPhoneXS世代から搭載されてるeSIMに対応してるキャリアはまだ少ない。
日本で事前にeSIM課金、アクティベーションしておけば中国で問題なく使える。
通信規制なし。香港SIMだけど香港では使えない。中国本土、マカオは使える。

香港に行ってからどこかに移動する可能性があるなら、事前にSIMカードどっちも買っておけばOK。どっちも買ってもWi-Fiルータレンタルとかに比べたらはるかに安いし。香港でタクシーアプリ使えたら便利。
SIMカード抜き差しするためのピンは忘れずに持参。

現地SIM使う際の注意点:

データ通信無制限と書かれていても実際は1GB/1日、512MG/1日制限があるのでiPhone等端末側に自動でデータ通信しない設定をしておく必要あり。

iPhoneの場合は、(Androidは知らない)
・Appのバックグラウンド更新とApp Storeの自動ダウンロードをオフにする
・iCloudフォトライブラリの自動アップロードをオフにする

データを大量に消費するアプリのダウンロード、動画ありの通話、動画視聴、オンラインゲームなどは利用を控える
アプリ1つダウンロードするだけで200MBとかふつうなので、現地で必要そうなアプリは事前ダウンロード、全アプリアップデートしておく。
現地でどうしても大容量通信が必要な場合はホテル等のWi-Fiに接続して利用する。(ホテルWi-Fiは中国当局の通信規制でGoogle等主要サービスに接続できないことが多い。別途端末側にVPN設定必要。)

・Google Mapはデータ量けっこう使うのと、電波ない場所もあるので別アプリを事前にダウンロードしておくと便利。
・Maps.me
マップデータを事前にダウンロードしてオフライン利用可能
中国はGoogle Mapのサポート範囲外らしく載ってない道や間違った情報が多々ある。

各SIMについてもう少し詳しく説明:

「中国移動」「China Mobile(チャイナモバイル)

香港のみ利用できて4日間データ無制限
実際は、データ通信量が1日1GBを超えると128kbpsへ速度低下する。
スマホで1日1GB使い切るのはなかなかレベル高いから、実質データ通信無制限。
データ専用SIMではなく、通話SIMのため現地の電話番号も使えてさらに80分間の無料通話も付いてくるらしい。
現地で電話番号が使えると、wechat payや滴滴車行のアプリアクティベーションも簡単にできるような気がする。

このSIMだけ今回未検証。現地で電話番号がなくて不便だったから帰ってきてから調べてこのSIMがベストってことがわかった。


China Unicom Hongkong(チャイナユニコム香港)

データ通信量が合計2GB/1日を超えると、通信速度が128kbpsに低下する。
データ通信専用SIMで、現地の電話番号は使えない。
日本でも使えるから出国日に空港等でSIM差し替えて通信できることを確認しておくと現地付いてからすぐ使えて安心、便利。
香港と中国本土どっちもいくならこれ買っとけば間違いない。快適。
何も設定なしで香港経由で繋がるので実質VPN設定している状態と変わりない。中国当局の金盾(グレートファイアウォール)も回避してどのサイトも接続できる。


3HK eSIM(難易度高)

4G の通信速度で1日あたり500MBの通信量で10日間利用できる。
3香港eSIMの10日間パスは90日以内に合計10日間まで使える。
一日のデータ通信量が500MBを超えると速度が128Kbpsに制限される。
合計10日間だから4日間現地で使って残り6日間は次の旅行時に使うってことも可能。
使える国は、
中国、マカオ、台湾、日本、韓国、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、オーストラリア、アメリカ、カナダ、イギリス、イタリア、スウェーデン、アイルランド、デンマーク、オーストリア、フランス 。
90日以内に2回目の旅行予定なければ日本で使い切ってもいいと思う。


eSIM使ってみたかったから僕はeSIMのみで現地入り。
結果は香港でまったく通信できなくてちょっと不便だった。
通信できない代わりに香港人に話しかけまくったので結果よかった。
香港の20代はだいたいふつうに英語通じる。深センはまったく通じない人が多い。
びっくりするくらい中国語オンリーで話し続ける人いる笑

3HKのeSIMだけは自分が使った方法だからさらに詳しく設定方法説明。

Three.com.hk | DIY Prepaid

このURLのBUY NOWボタンから申し込み
入力画面の電話番号欄は+81最初のゼロを除いた日本の電話番号、メールアドレスを入力して「ワンタイムパスワード」ボタンを押すと、登録したメールアドレスにワンタイムパスワードが届く。
受信メールでワンタイムパスワード確認して、クレジットカード情報を入力して購入完了。
iPhone での設定は、設定>モバイル通信>モバイル通信プランを追加を選ぶと、QRコードのスキャン画面が起動、メールで届いたQRコードをスキャンすればeSIMのアクティベーション完了。

手順自体は簡単だけどeSIMって何?から始めると難易度高い。
アクティベーション完了後にモバイルデータ通信に3HKのON/OFFできる設定が追加される。日本キャリアのSIMとどっちも同時にONすることも可能。

2つのSIMを同時にONにするとこんな画面。電波マークが2重。
DSDS(デュアルSIMデュアルスタンドバイ)というらしい。

eSIMのメリット

⒈ 現地に着いてすぐに使える(SIMカードを購入する手間が省ける)
⒉ キャリアのSIMカードを失くす心配がない。(SIMカードの入れ替えが不要のため)
⒊ 90日以内に利用可能な国に行く場合は、データローミングが通算10日になるまで使うことができる。

日本の通信キャリアの国際ローミング、レンタルモバイルWi-Fiルータについて

どっちも高いし利便性低いからSIMカード差し替えくらいはやったほうがいい。

ドコモとauの国際ローミングサービスの1日最大料金は980円、ソフトバンクは2980円。
モバイルWi-Fiルータはもっと高い。あと中国本土でも通信できるようにVPN接続ありプランにすると、どこかにVPN接続してからネットに繋がるからか通信量のカウントが何倍かになってる。
512MB/1日制限があっという間になくなる。

eSIM同様、使ってみたかったWechat payと滴滴車行didiについて

結果、WechatとWechat payは日本で使える状態まで準備できたから使えたけど、didiは電話番号付き現地SIMが必要だから使えなかった。
タクシー呼べると便利な場面はちょいちょいあった。

Wechat、Wechat payは日本でアカウントアクティベートしておく必要あり
有効化に必要なSMSメッセージを現地で受信するのが困難だから事前準備が必要。
Wechat payは事前にクレカ登録でアカウントアクティベート、羽田空港のポケットチェンジ端末に日本円投入でお金チャージ可能。クーポンコード:9932082でレートが2%くらいよくなる。
ポケットチェンジ自体は何の情報なくても端末前にいけば操作方法わかる。単純操作。
深センはほぼすべての決済がWechat payって噂を聞いてたから大活躍するだろうって期待してたけど、電車はWechat payのプラグインで電車専用の設定しないといけないし世界の窓みたいな観光地の決済は現金のみで、けっこう現金のみ受け付けのところがある。あと古い元紙幣は臭い。

日本の滴滴車行didiアプリは現地で起動すると中国didiダウンロード案内されるだけになる。
中国didiを日本でダウンロードした上で、電話番号付きSIM持参または現地購入でアクティベーションできるようになる。

また中国行きたい。
観光で日本に来てる中国人は中国人全体のごく一部。中国から一生出ない人が大多数だろうからそんな中国人とコミュニケーションしたい。中国語話せるようになりたいなぁ。今回はニーハオとシェイシェイのみで乗り切った。

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