しんどくない英語学習法

結論:英語しか使わない環境に最低半年以上身を置く

流暢に英語話せるようになりたいなぁと思い続けて20年?!くらい。ながい、ながすぎる。
短期留学を何度もやって、日本で英語学習まぁまぁやって出した結論がこれ。
で、いまのところ半年以上英語しか使わない環境にいたことがないから微妙な英語しか話せない。

僕のこれまでの英語学習法

日本で英語学習というと受験勉強のイメージで、ひたすら英単語を覚えて長文読解してヒアリング音声聞きまくって英作文してっていうのがナチュラルコース?
僕はこのコースでけっこう英語学習やってそこそこ英語読めたり聞けたりするようになったけど、英会話が大変微妙。

海外に行って英語が話せないことで困ることはない、何か明確な目的があって誰かに何かを問い合わせたりとかっていうのは問題ないけど、英語スピーカーと仲良くなって「どこから来たの?」くらいから始まるよくある会話。その先の会話がぜんぜん盛り上がらない。
日本語スピーカーとなら同じような初対面会話でそこそこ盛り上がれるのに英語だとまったく。

これまでの英語学習法、時系列。
・受験勉強の英語学習
・イギリスの大学に短期留学1ヶ月
英語授業3時間くらい、日中ティーブレイク3回、夜は週3クラブ活動
イギリス人が紅茶好きなことを実感。

・イタリアとフランスで英語を使うコミュニティのボランティア活動、どっちも1ヶ月くらい
ミラノの山奥で井戸を作るボランティアとボルビック採水地の火山の麓の村で自然保護活動ボランティア。
どっちも週5日毎日1〜2時間程度それっぽいボランティア活動して、あとは食べて飲んでみんなで遊んでみたいな生活。イタリアとフランスの人はこんなに働かないのかと実感。
井戸は2週間かけて掘って、やっぱここは水でないって結論になって埋めて終わった。

・フランスでロシア人と英会話生活 2週間くらい
フランスのボランティアで会ったロシア人とコンドミニアム借りてダラダラ生活。
フランスは食材がおいしいからスーパーで適当に買って、適当に料理するだけでなんでもおいしい。
毎日一緒にいると伝えたい会話がちゃんと話してないのにお互い伝わるようになってくる。日本語でもそうだなぁって実感。

・フィリピン ボラカイ島のカナダ人経営英語スクール 1ヶ月
ボラカイ島が毎日どこでもパーティやってるパーティアイランドだって噂きいて行ってみたけど、もうその時期は終わってた。
パーティもない南の島で毎日7時間英語の文法から語彙力、会話までいろんな授業みっちり。よく停電するドミトリーで月明かりの下、中国人・韓国人と一緒に毎日宿題2時間くらい。
ドミトリーは窓枠はあるけど窓ガラスがないから雨降るとベッドが濡れる、学校でランチにフィリピン料理がでるけど不味すぎて食べられない、毎日フィリピンビールを3リットル以上飲んで空腹をまぎらわす生活。丸々2週間はビールのみで生きられた。
後半2週間は仲良くなった中国人とホテルに移住して外食生活。

フィリピンは韓国人経営の英語スクールが多いからカナダ人経営のスクールにしたのに、韓国系と同様の軍隊式英語学習法。こんなにちゃんと英語学習したのは初めて。何度途中で帰ろうと思ったことか。韓国人経営の英語スクールはもっと厳しいらしい。
宿題終わってから毎日パーティどこでやってるの?って島中探しまくって3週間経過したときにフルムーンパーティやってるって噂の海岸にみんなで行って、何もなかったときの絶望感はすごい。翌日学校行けなかったし帰国後もしばらくPTSD状態だった。
PTSDになったから日本語もまともに話せなくなったって日本の職場で話してるときPPAPが流行ってた。

英会話で盛り上がらないのは英会話に慣れてないから

日本語でも英語でもふつうの会話で使われている言葉ってそんなに多くない。
どんな言語でも日常会話で使われている単語数は2,000語程度って言われてる。
(カルフォルニア半島の数十人しかいない少数インディアンの言語、平原ミウォク語の辞書は74ページ、300単語くらいしかない。英語諦めて平原ミウォク語マスターになろうと思った時期もあったけど、必要性がなさすぎて300単語が覚えられなかった。)

英単語で2,000語は英検3級レベルらしい。英検3級って中学生のスタンダードくらいだから多くの人が2,000語くらいの英単語力はあるはずなのに、英会話になるとまったくって人も多かったりする。
英単語を知っているのに英会話が成立しないのは、語彙数(イディオム数)が圧倒的に足りてないから。
日常の英会話で使われている語彙数は20,000語以上。英単語2,000語の組み合わせで無数の語彙になる。
知ってる英単語を組み合わせるとまったく違う意味になって、それで会話が進むから聞き取れた知ってる英単語があっても話がぜんぜん見えなかったりする。

例:
I feel like a million bucks!
直訳:100万ドルのような気分だ
意味:気分最高だ
聞き取れた単語でミリオン?百万がどうした?ってなる。

I’m dying to 〜!
意味:死ぬほど〜がしたい!
dieの進行形?死にそうなの?みたいな。

じゃあ、ひたすら語彙を覚える

流暢な英会話をするために、英会話で盛り上がるために一般的な英会話で使われている語彙をひたすら覚える。目標20,000語。
20,000語の英語イディオムがすぐ出てくるくらい暗記しまくればさすがにふつうの英会話成立すると思う。
でもそこまでがしんどいよね。
英語しか話さない環境でふつうに生活して、遊んで、働いたりしてれば自然に20,000語の英語イディオム覚えるはず。

日本で英語しか話さない環境はどこ?

英語圏の海外がふつうの選択肢だけど、日本でもなくはない。
実際身近に英語ふつうに話して外国人の友人ばかりなのに、まともな留学経験も海外生活経験もない人がいる。
その人がやっていたのは、
1. 英語ドラマや映画を字幕で見まくる、そのあと同じドラマを字幕なしで見まくる。

2. ドラマや映画で使われてた語彙を外国人が多くいるクラブや飲食店で使う。

3. その外国人と仲良くなる。

4. そこそこ英語が話せるようになったら英語を仕事で使う職場に就職する。

結果、日本にいるけど公私共に英語しか使わない環境になってる。
2. 3.のところは人によっては外国人留学生が集まるサークルに入って仲良くなったり、恋人作ったりいくつかバリエーションがある = そういう人をちらほら見かける。

語彙をひたすら20,000語覚えるよりはおもしろいと思う。しんどくないと思う。
けど最初の英語ドラマ・映画を字幕で何度も見るのがしんどいよね。その話知ってるしってなるよね。

最もしんどくない英語学習法 = 英語圏の海外に移住する

アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドに移住するのがもっとも英語学習のしんどくない方法。
就労ビザ取得は何かと大変だから、現地で就労しなくても半年以上生きていける状態にしてから現地の何らかのコミュニティに入る。
現地行って何か活動しないとただの海外ひきこもりになるからね。
英語圏の国なら好みでどこでもいいけど、治安の悪いところは働いていない日本人が定住すると完全にカモになっちゃうから、治安のいい高所得者がゆったり暮らしてるような場所がベスト。
まわりもあまり働いてなくてお金もってる人がたくさんいれば、そういうコミュニティあるだろうし。
日本語でもそうだけど、所属してるコミュニティで使われている語彙も違う。治安悪いところのコミュニティは悪めな語彙使ってる。

どこに移住するか決めるために英語圏を半年くらい旅してから、半年程度定住したい場所見つけるのがいいと思う。
必要なのはお金と時間。
流暢に英語話せるようになりたいなぁと思い続けて20年。次の英語学習方法はこれしかない。

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