皆既日食パーティ@ケアンズの砂漠 現地編

成田空港で冷や汗かくようなビザ未取得事件だけで、他はまったく問題なくケアンズ到着。
入国審査で見かけで判断されたか、僕の荷物だけ全部開封されてフォークは凶器になるから没収。スプーンはいいよと。まぁしょうがない。人は見かけも重要。

父は初老のふつうの日本人だからバッグ開けられることもなく通過。
あとで砂漠に着いてから発覚したのは父の持ってるバッグの約半分の容量が焼酎だった。大五郎4リッター×2本。
砂漠で大五郎8リッター飲み切ろうとしてたらしい。

パーティ行きの車。パーティっぽくてこんな車がよかった。

ちょっと予約に手間のかかったレンタカー借りて、砂漠のほうにGO。
世界中から数万人が同じ場所に向かうんだから、おおまかな地図でこのあたりって情報だけで目的地に到着すると思ってたけど、オーストラリア思ってたよりでかすぎてケアンズ市街から出ると家は皆無で人もほぼいない。
地図に書かれている目的地近くの情報はなんとかRiver。なんとかの部分は発音よくわからない単語だった。

借りたふつうのセダンレンタカー。何もない道が延々とつづく。

立ち寄った小さい町で地元っぽい人になんとかRiverがあっちのほうにある?みたいなことを地図見せながら聞いてみると、そのあたりは全部砂漠だからRiver = 川はないよと。でも行こうとしてる方角はあってるからそっちの方向に進んでいけば目的地には近づくはずだよみたいな。方向が合ってれば問題ない。

通りすがりに車に轢かれたカンガルー見つけて、また轢かれないように移動する両親。

その後もたぶんあっちのほうって情報でなんとか現地に深夜到着。日本で行く山奥のパーティとだいたい同じようなアクセス方法。
違いは砂漠パーティは会場でかすぎて近くなっても音が聴こえない。日本の山奥パーティでそろそろ到着かなって思いつつ、車の窓開けたまま近づいてだんだん音が聴こえてくるかんじが好き。
真っ暗な中テントサイトらしい場所で場所探してなんとかテント2つとタープ設営完了。
翌朝明るくなってからテントたてた場所見てみたら、フロアからも遠くなくてなかなかいい場所。
砂漠滞在期間中に会場1周してみようと何度か思ったけど、暑すぎるのと広すぎるので行けたフロアは5箇所くらい。全部で10箇所以上あったらしい。夜中にシークレットフロアでSpace Tribeとかタイムテーブルに載ってないゲリラ的なのもあったらしいけど、夜はふつうに寝て朝起きる健康的な砂漠生活した。

父が持参した温度計で45度になってるのは見た。50度超えもあったらしい。
パーティは世界共通。いつものかんじでいい。

持参した水の量が酒の量より少なかったからフルパワーでフロアではしゃぎすぎると危険。全体的にひかえめにパーティ楽しんだ。

ところどころにキレイなデコがあったり。
ワニがいるから泳ぐと危ないよって書かれてる池で泳ぐパリピ。暑いからね。

皆既日食の2日前に着いて、2日後まで滞在だったと思う。あんまり覚えてないけど。
フェルデンクライスメソッドのワークショップに参加したり、アクロヨガの見物したり、砂漠の散歩したり、全体的にまったり過ごした。

皆既日食まであと数分。この会場についてから初めてすべての音が止まったとき。
みんな日食グラス片手に太陽の方向見てる。

皆既日食はすごい。文章力も表現力もないから書いても話しても見てない人にすごさを伝えることはできないけど、すごい。
見るというより体験する。
太陽が徐々に欠けていくと暑すぎる気温がちょっとづつ下がってきて、皆既になると寒いくらいになる。鳥肌がたつような感覚が気温のせいなのか、太陽・月・地球が確かにあることを体感したせいなのかはわからない。
とんでもなく大きい宇宙の極めて小さい一部分の太陽系に、太陽を中心に公転してる月と地球があってその3つが一直線上になっているっていう。
宇宙の一部であることの体感。

皆既日食の直後にプロポーズ。「ありがとう」って返答だった。
日本帰ったら近いうちに結婚する返答だと思った。
実際結婚したのは3年後だったかな。皆既日食でプロポーズすることが目的だったから問題なし。

ケアンズ市街の通りすがりのパーティバス。

皆既日食の後はケアンズ市街のコンドミニアムに1週間滞在。
本物のヒッピー家族がスーパーマーケットでオレンジ1つ選ぶのに10分くらい時間かける買い物をするのをずーっと眺めてみたり、公園のプールでぼーっとしてたり。ぐだぐだ生活1週間。やっぱりこういう生活が向いてる。
何もしなくても幸せに生きられる状態にするためにがんばって働こうと思った。

ケアンズの公園でぐだぐたしてたら日食パーティ帰りの日本人と仲良くなって一緒にBBQして15人くらいいたような気がする。ゴールドコーストのダイビングも行った。
このとき友達になった1人がオーストラリアの別の町からヒッチハイクも混ぜて日食会場まで来て、そのとき持ってきた荷物が主にサマーベッドだけで砂漠1週間乗り切ったって。こういう人と会うと安心する。もっとズレていいんだって。

Buddha Barのソファ

ケアンズの夜は毎日パーティ探してフラフラしてて、Budda Barって店でパーティがあったときに店のソファで瞑想してみようと思ってやってみたらすごくいいかんじに意識とんだ。瞑想で意識とばすときの規則性がさっぱりわからない。
いろんな条件がたまたま良かったんだと思う。

日本に帰ったら住む場所探し、仕事探し。

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