会社員生活を振り返る、そして二度と思い出さない

約10年勤務した会社員をやっと辞めた。今後思い出すこともないだろうし、もう二度と会社員にならずに生きるために自戒の念を込めて書き残す。

会社員を辞められた理由は、後半3年半やり続けた副業からの収入が会社員収入の3倍を継続できたから。

10年のうちの最初の3年はわりとちゃんと働いて、自分の社内ポジションから会社を良くしようと本気で思ってやってたけど、3年経ったくらいのときに良くしようとすると何かを変えないといけなくて、何も変えたくない人が多数の会社にいることに気づいたから何も変えないようにしようと仕事のやり方を変えた。

一般的にほとんど知られていない業界の知られていない会社で、業界内の競争もほぼないから他業界から見るとありえないほどゆるい。

そんな会社で何も変えないように仕事をすると決めるとほぼ仕事しないことになる。仕事してる感だけだして仕事しない。社内のデフォがこんな雰囲気だから特に目立つこともない。むしろ変えようとすると変えたくない人からの抵抗があるから、何もしないほうが社内で生きやすいし評価もちょっとプラスにされる。

会社に行くことも会社の仕事することも嫌いだったけど、人だけには恵まれていたと思う。一時期は週3くらいは社内の誰かしらと飲みに行っていた。その時期のあとは週5日一人で飲みに行っていた。社内の人と飲みに行かなくなったのは、会社員はずっと同じような生活してるから何度か飲むと話す内容に代わり映えがないから。会社員は同じ話を繰り返す。

社内のいろんな人と飲みに行くことで仕事してなくても社内で過ごしやすくなるためっていう思惑もあったし、そのとおりの結果だった。

副業を始めてからは忙しいからなるべく会社に関する時間を圧縮するために、会社から徒歩圏内に引っ越して社内で人と話すのも止めた。そのうち徒歩15分の出社も面倒になって、だいたいタクシーで出社した。

出社すること自体が嫌すぎて在宅勤務を交渉して週に1〜2回出社するようになった。出社してもほぼ誰とも話さず、社内の雑音は遮音性の高いイヤホンで音楽聴き続けて副業を進める。最終的には1日15分だけ集中して会社の仕事やってる感が誰かに伝わるためだけの仕事をした。

このペースの仕事が最後の半年続いたけど1日15分仕事することが1日中嫌な気分だった。中身のないことを仕事してるって振る舞うことにも、ずっと嘘をつき続けている気がして嫌だった。

会社員やっててよかったって思ったことは一度もない。

無職の期間数年から会社員始めたときは、用意された仕事をするだけで何も考えずに収入が入ってくるなんて楽すぎると思ったけど、数ヶ月経ったら朝決まった時間に出社することが苦痛になった。

無職の期間前に新卒で入った最初の会社で毎朝同じ時間に起きて同じ時間に出社する、そのためにだいたい同じ時間に就寝しないといけない。それが嫌だったというのを思い出して根本的に嫌なことは変わらないし、変えなくていいんだと思った。

会社の昼休みにどこも混んでるオフィス街の飲食店で、おいしくもないランチを制限時間内に食べるってことをしていると、家畜のようだとよく思った。早く食べて豚舎に戻らないとって。

最後の方は会社員として最小限の働き方になったけど、残りの最小部分の会社員でいることも耐えられなくなった。会社員に適正がない。

会社員でいることは嫌なことがたくさんあったから、これからは嫌なことを一切やらなくても何も困らないように好きなことを全力でやる。

振り返り以上。さようなら豚舎。

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